ハワイ・オアフ島ホノルルにある日本語補習授業校

卒業生の声

2014年7月16日

レインボー学園にあたって

平成20年度卒業生 中島真悟

さくら組さくら組から11年間通ったレインボー学園を3月14日に卒業しました。

今、土曜日レインボー学園に行かないことが、なんだか変な感じです。やっと卒業までこぎつけた達成感と、もう土曜日好きなことが出来るんだという解放感がすごくある反面、毎週当たり前のように会っていた友達や先生、後輩たちと会えなくなった寂しさが自分が思っていた以上に強いからです。

低学年のうちは、親に言われるまま なんとなく通っていたレインボー学園ですが、小学部の高学年になると、現地校との両立も大変になってきましたし、楽しいイベントや、現地校の友達の誕生日会と重なったりすることが嫌で、やめたくなったことが何度もありました。ふてくされて回りに迷惑をかけ、イエローカードをもらってしまったこともありました。でも『やめるのはいつでも出来るのだから、やれるだけがんばってみなさい。』と励ましてくれた先生、高学年になって解らなくなってきたところを親身になって、教えてくれた先生、一緒にがんばっているクラスメートがいたおかげで、ここまでやってくることが出来ました。僕は村上春樹の小説が好きですが、日本語でも英語でも読むことが出来るのは、すごく楽しいことです。レインボーに通っていなければ、多分この楽しさは味わえなかったと思います。

これからは自分ひとりで日本語の勉強をしなければなりません。レインボーに通っているうちに、もっと真剣に授業を受けて、宿題ももっときちんとやれば良かったなとちょっと後悔しています。

レインボー学園では、日本と同じ教科書を使って数学や社会を学べるので、すごく僕たちは恵まれていると思います。ですからレインボーに通っている人には、ただ土曜日通ってボーっと授業を受けるのではなくて、この恵まれた機会を充分に生かすつもりで、がんばって欲しいと思います。
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やり遂げた達成感と自信。共に歩んだ友達や先生、保護者への感謝。そして、レインボー学園に抱く誇りが、それぞれの声に表れています。こうした卒業生の思いに支えられ、レインボー学園は続いていきます。

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