ハワイ・オアフ島ホノルルにある日本語補習授業校

卒業生の声

2024年6月11日

令和3年度(2021年度)中学3年卒業式答辞

令和3年度卒業生代表 新谷凛葵

 三月、日本では桜の蕾も膨らみ始める頃。ここハワイでもダイアモンドヘッドは緑に輝き、草花に春の訪れが漂い始めました。私達は今日、レインボー学園中学部を卒業します。新型コロナウィルスの流行による規制の中ですが、私達卒業生のためにこのような素晴らしい式を開いてくださり、心より感謝申し上げます。


 来賓の皆さま、先生方、皆さまの心温まるお祝いの言葉が深く胸に刻まれ、改めて卒業を実感すると共に喜びと、少しの不安、そして感謝の想いが溢れています。


 小学部に入学した時は、とても頼もしく見えた中学生。運動会の応援合戦の姿には憧れました。気が付けば、私達が最上級生という立場になり、今日で中学校生活も最後の日となります。この二年間は、休校やオンライン授業という今まで想像もしていなかった出来事の連続でした。そんな局面でも、先生方や保護者の皆様のご尽力で、運動会や修学旅行も行うことが出来ました。


 久しぶりに再会することができた運動会。画面越しでは伝わらない空気感をまじかに感じ、自然と笑顔が溢れました。修学旅行では今までの時間を埋めるように、一日中、先生方やクラスメイトと日本語で語り、学び、楽しい時間を共有することができました。


 当たり前だと思っていたこと、想像していた中学校生活とは少し違ったものになりましたが、たくさんの思い出で一杯です。

この三年間は、どんな時でも前に進んでいくこと、立ち向かって行くことを学んだ日々だったと思います。


 最後になりますが、今、私達がここに立てているのは、卒業まで私達を支えてくださった先生方、職員の方々、そして保護者の方々のお陰です。心より感謝致します。本当にありがとうございました。

 そして、輝かしい年月を一緒に作り上げてくれた同級生のみんな、ありがとう。この絆とレインボー学園で学んだという誇りを胸に、これからも邁進することを誓い、卒業生代表の言葉とさせて頂きます。


令和四年三月十二日

                             レインボー学園 中学三年 一組 新谷凛葵


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