ハワイ・オアフ島ホノルルにある日本語補習授業校

卒業生の声

2024年6月11日

令和4年度(2022年度)中学3年卒業式答辞

令和4年度卒業生代表 早川エスコルペソ沙羅

 本日は、私たち卒業生のために、素晴らしい卒業式を開いていただきありがとうございます。来賓の皆様、あたたかく見守り続けてくださった先生方、そして、近くで支えてくれた保護者の皆様、在校生の皆さん、卒業生一同、心から御礼申し上げます。


 私たちは、コロナ禍で中学三年間がオンライン授業になってしまいました。私の学校生活から「友達と会う」という一番の楽しみが奪われてしまいました。それでも私が最後まで頑張ることができたのは、とても個性的で、最高に魅力のある、尊敬する素晴らしい仲間の存在です。


 たくさんのことにみんなで挑戦してきました。数学の作図問題では、定規は指定された図形をかくことが目的ではなく、いろいろな図形の性質を理解したり、応用したりするのが目的で、正しい定規の使い方を学びました。三年間で千以上の漢字の意味を調べたり、部首・漢字の構成を学びました。社会の授業では、国際紛争や社会問題について日本とアメリカ2つの視点から学ぶことができました。レインボーの学習により、色々な角度から物事を見る力が得られたと思います。頑張って学んでよかったことがたくさんあり、いい思い出です。


 特別な行事の運動会や修学旅行では、いつもと違う場所、違う雰囲気でみんなに会えたことがとても嬉しかったです。子どもみたいにはしゃいで、くだらない話で盛り上がったことは、楽しい思い出です。

 

 在校生のみなさん、中学校の勉強は難しく、やることもいっぱいです。本当にあっという間に学校生活は過ぎていきます。宿題は早めに計画を立て、少しずつ取り組めば、苦労も軽くなり楽になると思います。一緒に卒業する仲間は、現地校、そしてレインボー学園、その二つの学校の課題と行事をこなし、スポーツ活動や音楽の習い事の両立をしてきました。在校生のみなさんも、どんな困難にも負けず、挫折しないで頑張ってください。


 私たち二十七名の卒業生は、これからも不橈不屈の精神で困難を乗り越えていきます。


 最後になりましたが、レインボーのさらなるご発展を祈りつつ、お別れの言葉とさせていただきます。


令和五年三月十一日 

                        レインボー学園中学三年二組 早川エスコルぺソ沙羅


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